無への道(2009.6.21)

逆に考えるんだ。

家に帰ってすぐ寝れる人は、今日という日に満足した結果であると…


まあ、当然一概にそんなことはない。

翌日に控える楽しくもなんともない仕事に備え、早々と眠りにつく人間もいる。

「寝る」という行為は、思考の電源をOFFにするという行為。

魔王を倒すべく冒険をする勇者も、寝る時には思考が無になるのだ。


きっと、それがそこに踏み切れない理由なんだろう。


眠くなって寝る分には何の問題もない。

ただ、脳が活発に動いている状態で寝るには、多少の覚悟が必要なのだ。


人間には、一日のうちに使うべき量の器のようなものがあるのかもしれない。

体を動かせば体力を、頭を使えば精神力を。

その器いっぱいに溜まった時、初めて脳は眠りにつくことを提案する。

そしてその器は、時によって大きさを変える。


そして俺もこの日記を書くことで器が満たされ始めたようなので、布団に潜る。

雨音が心地良い。今日もラーメンがうまかった。